B2 バンビシャス奈良観戦の後編です。
この日の試合前のオープニングアトラクションは、キッズのチアダンスチームのパフォーマンスとフリースローチャレンジ。
アリーナMC 『山本大喜』・『ANN』の進行でチームキャラクター『シカッチェ』の紹介やオフィシャルダンスチーム『バンヴィーナス』によるオープニングパフォーマンス、そしてファン・ブースターと一緒に応援練習と続き B1クラブと遜色のない内容でした。
プロジェクションマッピングや炎の演出とまではいきませんが、照明をつかった演出による選手紹介はファン・ブースターのテンションを上げてくれます。
いよいよティップオフ。Vol 3 の末尾でも触れていましたが、この試合はバンビシャスのホーム最終戦、しかも対戦相手の香川は残留争いをしているチームで、この試合に負けるとほぼ B3 降格が決定してしまうという緊迫のシチュエーションでした。
タイムアウトではバンヴィーナスによるパートナー企業の告知パネルのアピール、ハーフタイムではSiA Vorcal & Dance によるストリートダンスで会場を盛り上げ、プロスポーツは総合エンターテインメントとして競技以外の分野でも観客を楽しませていく必要があると感じました。
コンコースへ行ってグッズの展開を見てみると、通常のグッズもかなりのアイテム数なのですが、ホーム最終戦の企画グッズやガチャポンタイプのグッズも加わり、B1クラブに引けを取らない充実ぶりでした。
少し残念だったのがアトラクション部門、選手の撮影パネルがひっそりと設置されていたのと、ガラガラ抽選会が地味に行われていたぐらいで、物足りなさは否めません。
この試合は奈良に起源をもつ大和ハウスグループが、お隣の『ロートフィールド奈良』で同時開催されていたJ3奈良クラブの試合と両方のマッチスポンサーになっていて、双方の選手が載っているハリセンが両会場で配布するコラボ企画などもあり、スポーツを通して地域を元気にしていこう、という姿勢が垣間見れます。
今季最多の1,950名の観客を集めたホーム最終戦は、リードチェンジを繰り返す大接戦の末、バンビシャスが勝利し見事B2残留を決めました。一方、香川がB3降格が決定しプロの厳しさを痛感する試合でもありました。
シーズンが終了にともないB.リーグのレポートは今回で終了、次回からはNPBのファームやJ3の試合にお邪魔していく予定です。
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